yuruartの日記

美術、読書、映画、舞台など、好きなことをゆるっと書いていきます。

何事もうまくいっていない時にみるべき戦争映画3作

 

私だけかもしれないのですが、

戦争映画は、日常生活がうまくいっていない時に、見たくなりませんか。

私は転職活動中なので、戦争映画とゾンビ映画を絶賛視聴中です。

 

 

 

今日は戦争映画で、オススメのものを3作紹介します。

 

 

 

1 皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇

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メキシコ麻薬戦争は有名ですよね。クレイジージャーニーでも麻薬組織カルテルと自警団と警察の様子について取り上げられていました。

個人的な見所は、ヘッドホンで音楽を聴きながら戦車で人を撃っている青年が、「ゲーム感覚で楽しい」といったような内容を話している場面だ。(正確には覚えてない)

映像の中で、次々に殺されている人間がいるのに、その感覚がすごくアンバランスなのだ。しかし、その気持ちもわからなくないという感情もあった。

普通であれば、撃った後の罪悪感を映像で撮るだろう。もちろんそのような場面もあった。しかし、その「ゲーム感覚」という意識は、戦争に直面した時に感じてしまうものなのかもしれない。それは、抑圧や恐怖から逃れようとして生まれるのかもしれないが、その場にいて、そのような発言が出ることは、決して潰されるべき発言ではないと思う。それが、本場にいる本当の心情なのかもしれない。真実はわからないが、戦場でのその発言が、私の中でずっと心の中に残っている。

 

もう一つは、麻薬組織を讃える歌をうたっているラッパーのファンの女の子たちだ。

「やっぱり男は麻薬で儲けてないとね」といった発言(これも正確には覚えてない)は、麻薬をファッション的に捉えていて、実態もわかろうとしていない感じが、なんだか面白かったのだ。笑い事ではないとは思うが、ほぼ同じ地域でここまで「麻薬」の意味合いが変わることがあるだろうか。

 

人が殺害されているシーンもあるので、苦手な人は苦手かもしれないが、現在の戦場の実態を知るのにはオススメ。

 

 

 

 

 

 

2 フルメタルジャケット

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この映画をみてまず最初に思ったのは、

「最初のシーン、進撃の巨人と同じじゃないか。」

教官に「お前は何しにきたー!」と、質問されているシーンですね。思い出さずにはいられませんでした。

単純に戦争映画といえばこの映画じゃないでしょうか。「戦争するための人間」になっていきます。つまり政治的身体になっていく様が見られます。政治的身体というのは、下記の本にも書いてありますが、片腕が切られても、勝利のために進んでいくことです。(進撃の巨人36話をみれば、わかりやすいと思います。)

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王道の戦争映画です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3 硫黄島からの手紙

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つい最近見た映画なのですが、

日本人特有の「空気を読む」ということが、鮮明に映し出されている映画でした。当時の日本の戦争のやり方も、理解しやすいです。

父親たちの星条旗」も合わせてみると、アメリカ兵側の様子もわかります。硫黄島と表裏一体の作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時期だからこそ、戦争映画を見て、単に現実を忘れるのではなく、どう生きるのかも考えることができたらいいですよね。